「Colors」(Instrumental) 


「おどろう」

祭りは全部終わったようだ 歌う歌なんてないだろ
世界の全部撃ち落として ついでにどうぞ僕も あぁやってちょうだい

今宵お嬢さん 僕と踊ろう これが最後なら泣いて
悔しいよ何か 月が綺麗で もうすぐバイバイしなくちゃいけないなんて

どうか僕のことを忘れないでおくれ

大丈夫なんて言えるの何で? 勝ち抜き戦に敗れて
悔しいよ何か 悔しいけど もうすぐバイバイしなくちゃ

どうか僕のことを忘れないでおくれ


「もう」

もう笑うのはやめて 全部終わった
ほら夜がこんなに近づく

遠く遠くなってく 友の声
ほら誰もあなたに触れない

せめて黒いワインを飲もう

もう話すのはやめて 全部終わった
今 目を閉じながら沈むよ

せめて赤い命を消そう

もう歌うのはやめて


「少年」

三つ数えて どんなとこへも
行けそうな気がしていた
工場の隣のあの子の家まで
行けそうもないのに

川の向こうには
何があるのかな


「流れ星」

ただ広い草原 何もない夜
落ちて行く流星 間に合わず願い

帰るのはまだ待って 少しだけ黙って

始まりを読んで 逃げて行く夜
人々は今日も 幸せを願い

馬鹿なこと思い出して 人知れず取り乱して
いつか見た映画 銃声で暗転

過ぎるほど悪化 目をつぶり暗転


「声」

傘をさすのはやめて 恐れず雨に打たれよう
黒髪乱れて行くのを そばで見つめていてくれ

ああ あなたの声は 雨にかき消されている
ひどい日 こんなひどい日は あなたの声だけが欲しいのに

一切を今夜 とうとう見せる


「夜の魚」

夜の街をすり抜け 泳ぐ魚
酔っ払いをあざ笑う 青い魚

目が合ったら挨拶しなよ 夜の魚
不実な態度は死を意味する

あの世で下される判決にも
響くぜ 見てるぜ 夜の魚

明るくなったら消える魚
良い子の前には現れない


「からっぽの歌」

大嫌いだよ 疲れるよ そんな風にも思うけど
大好きだよ 会えないの? 僕なんかと会いたくないの?

そりゃそうだ 僕には 何もないので

思うこと 思うように 言えたならいいのだけど
魂よ 届けよと せめてもと 歌う

叶いそうな気配は まるでないけど
そりゃそうさ 僕には 何もないので


「あぁ」

鎧があったってさあ ずっとそんなんじゃどう?
重いもんなんてさあ ちょっとだけでいいよ

そんな観念にさあ 閉じこもってばかりで
それで困難をさあ 乗り切った顔で

名前を明かさないで 誹謗中傷の雨
君にとって他人は 垂れ流すためのトイレ

あぁ あぁ

利口ぶってんじゃないよ 難しい…
君の吐くその言葉 本当に分かってんの?

君と僕は違って それが当然なのに
それじゃ安心できず 型にばっか嵌める

どこがどうなってこんな 間違った世界に
間違っているのは 僕の方なんだろうか

(一部聴き取り不能)


「ゆめ」

ぼく 夢の中にいる 
ぼく 空を飛んでる
全部 忘れたふりして
全部 殺したあとで
 

「オレンジ」

月の色 オレンジ 少しだけ心躍って
私は 月まで届かせようと 紙ひこうき
紙ひこうき折りながら 月にまで行きたいと

電話だけ 声だけは それなりに聴こえるだろう
私が今 住む部屋は 月の光 見えない

あの夜は珍しく 浮き足立って話してた
試合に出たボクサー そんな気になっていた

通りは真っ白で 雪が降る 降り積もる
通りは真っ白で 誰の足も 足跡も 
見えない 見えない

私がゆうべ見た夢を あなたには話せない
恐ろしいその夢は 優しいあなたには

下の上は上の下 夜の朝は朝の夜
始まりは終わりだった 終わりは終わりで


「Wave」(Instrumental) 





 

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