<Crystal Joe>

   (Instrumental)


<罪のないもの> 
 
 たまにはちょっと 行ってみたい 雪の積もる街へ
 山にはもっと 天に近い 音もない所が

    白く 罪のないものに 埋もれて 許されそうだ


 忘れていた あの頃の誓い ”もうこれ以上は”
 思い出せない あの頃の気持ち もうこれ以上は

    白く 罪のないものに 埋もれて なくなりそうだ


 たまにはちょっと 行ってみたい 
 雪の積もる街へ そうだ 街へ  


<月を見ろ> 

 熱帯夜の風は 夕立の匂い
 遠くで雷が 時間差で響く

 言いたいこと全て 吐き出して
 何もすることが なくなった二人

    憂鬱な空の色は黒
    ぼんやりと浮かぶ月を見ろ


 分かりそうなものだろ 退屈の匂い
 同じようなその歌 止めてくれないか

 言いたいこと全て 吐き出して
 不満を埋めるように 抱き合った二人

    汗ばんだ君の腕は白
    かなわない夢の夢を見ろ

    憂鬱な空の色は黒
    ぼんやりと浮かぶ月を見ろ


<Overcoat>
 
 振り返ってドアを開け 誰もいないこと確かめ
 枯れ葉はあと5枚 風に揺れて

    Oh, you'll never search for me anymore
    通り行く 笑い声
        Oh, you'll never change my mind anymore
     凍りつく 湖


 襟を立てて 背中丸め ポストまでの道を急ぐ
 手紙は君の街へ 雪に濡れて にじんで

        Oh, you'll never search for me anymore
    通り行く 赤い帽子
        Oh, you'll never change my mind anymore
    凍りつく湖


<遠く> 

 ずっと大事にしてたものが
 どっか遠くへ消えていった

    あの空より遠く 消えていった


 畑を舞う 白い蝶は
 ルートたどって 家に帰る

    あの空より遠い 家に帰る


 私たち どこへ行こう
 どこへでも 行けるじゃないか

    あの空より遠く 行けるじゃないか
            行けるじゃないか
            行けるじゃないか




 

<うみ> 
   
 いつかあの場所へ  行こうと言った
 昔 暮らした  あの海のそば
 
 残されたのは  たくさんの手紙
 忘れられない  つたない話


 冬になる前に  独りでも行こう
 昔 暮らした  あの海のそば

 残されたのは たくさんの手紙
 忘れたいのは  あなたの姿


<雨降り>
 
 昨日の私を見てた?  雨降り 窓を眺めて
 時間を無駄に過ごして  煙草の数を増やしてただけ

 語るべき言葉もなくて  出会うべき人を待たせて
 失って 気づいてみたり  気づいても 忘れたふりをして

 筋書きは変わるものだろ?  満ち足りないことは分かってた
 すまないが 私の前で  あさっての話はやめてくれ

    消えてった  消えてった


<初冬> 

 ダイヤモンドの魂は
 傷ついたら意外ともろいのね

 毎度のこと 悲しいな
 気づいたら利害を異にして

    それでもまだ残るは
    短すぎた言葉

 がんばるには足りないので
 なけなしの希望をあたためて

 ”どんな日々も足しになる”
 訳知りの指導はありがたし

    それでもまた外では
    風が強く吹いて

    枯れ葉高く 舞い上がって 


<朝>

   (Instrumental)


<花> 

 まだ小さい この想い
 芽を、ふいて。

 「呼んだ? ねぇ。」
 「花、咲いた。」
 「咲いた・・・。」

 ただ 見たい その向こう
 その、向こう。

 まだ小さい この想い



 

<月>
 
 湖にほら 月が映って  
 いつまでも 揺れてる

 こぎ出した舟 照らされた顔  
 いつまでも 揺れてる


 すずむしの声 どこか遠くで  
 いつまでも 揺れてる

 いつまでも 揺れてる


<葬列>

 色を失くしたら
 ひどく寒そうな空

    私だけ たった今 遅れて


 風 虚ろな音
 嘆く声を消す

    黒い影 いくつも 流れて


<あしたね> 

 偶然会ったふりで 夕暮れ歩いた二人
     
    あなたは 紅(あか)に 染まって


 あなたの声はかすかで 電車の音に消えてった

    わたしは 紅を 隠して
    手を振り 別れた ”明日ね”


<微熱>

 町の遠くでね 声を聞いたよね
 花が散るよに 小さな

 雨が降っていた 小雨程度にね
 僕は外にも 出れずに

    手のひらは 冷たいまま
    傘を開いてみたり


 また気づいたよね 時計の針が ねぇ
 僕のうわさを している

 雨は止んでいた 暗くなっていた
 鳥が鳴いてたね 近くで

    手のひらを 頬に当てて
    微熱を 冷ましてみたり

    忘れそうな 顔をひとつ
    空に 浮かべてみたり




 

<clock>
 
 煙は 揺れて昇っていく
 時計の 針の音が耳に 刺さって

 テレビは ずっと続いていく
 時計の 針の音が先に 止まった


<bluebird>

 広がる雲が 星を隠して
 心細くて 震えた

 冷たい夜に 枯れ葉は降って
 乾いた声を 聞かせた

    bluebird 飛んだ


 百の言葉を 伝えたくって
 もどかしすぎて 震えた

 冷たい夜は ふいに微笑って
 二人の距離を 縮めた

    bluebird 飛んだ


 明け方前の 空の端に
 消えそな月が のぞいた

 子供の頃の 宝物を
 見つけたようで 震えた


<hallelujah>

 夢に出てきた 名もない花を
 心の中で あなたにあげる

 摘んでしまうのは 気がひけるから
 心の中で あなたにあげる

     hallelujah 夢見た


 愛の言葉は 言葉じゃなくて
 言葉の愛を あなたにあげる

     hallelujah 夢見て
     hallelujah おやすみ


<Helpless>

   (都合により省略いたします。)


<Jesus>

   (都合により省略いたします。)


 

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