具志堅 用高 (協栄) Yoko Gushiken
WBA世界ライト・フライ級チャンピオン
戦績・・・24戦23勝(15KO)1敗 74.05.28 牧 公一(田辺) ○判定4R 09.01 牧 公一(田辺) ○判定4R 12.09 三原 忠広(オギクボ) ○KO5R 75.03.09 新田 恭信(笹崎) ○KO4R 06.29 ジョー 康雄(中村) ○判定8R 10.19 蕨野 昭二(埼玉中央) ○KO6R 76.01.23 セザール・ゴメス・キー(米) ○KO7R 07.16 滝井 利久(池田) ○KO3R 10.10 ファン・ホセ・グスマン(ドミニカ) ○KO7R (WBA世界ライト・フライ級王座 獲得) 77.01.30 ハイメ・リオス(パナマ) ○判定15R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛1) 05.22 リゴベルト・マルカノ(ベネ) ○判定15R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛2) 10.09 モンシャム・マハチャイ(タイ) ○KO4R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛3) 78.01.29 アナセト・バルガス(比) ○KO14R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛4) 05.07 ハイメ・リオス(パナマ) ○KO13R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛5) 08.13 金 莫童(韓) ○KO6R 10.15 鄭 相一(韓) ○KO5R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛6) 79.01.07 リゴベルト・マルカノ(ベネ) ○KO7R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛7) 04.08 アルフォンソ・ロペス(パナマ) ○KO7R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛8) 07.29 ラファエル・ペドロサ(パナマ) ○判定15R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛9) 10.28 ティト・アベラ(比) ○KO7R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛10) 80.01.27 金 龍鉉(韓) ○判定15R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛11) 06.01 マルチン・バルガス(チリ) ○KO8R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛12) 10.12 ペドロ・フローレス(メ) ○判定15R (WBA世界ライト・フライ級王座 防衛13) 81.03.08 ペドロ・フローレス(メ) ●KO12R (WBA世界ライト・フライ級王座 失う)
1955年6月26日、沖縄県石垣島生まれ。 言わずと知れた、ボクシング界が生んだ国民的英雄。当時としては異例中の異例と 言える、わずか9戦目での王座獲得。そして、日本のジム所属の世界王者としては 歴代単独1位の記録となる13度連続防衛。最軽量級(当時)とは思えない ハードパンチで、エキサイティングな試合を提供し続けた。 インターハイ優勝のキャリアを引っ提げプロデビューするも、当時はライト・ フライ級というクラスは存在せず、体格の大きな相手に苦戦していたという。 75年にWBCとWBAがフライ級の下にライト・フライ級を新設したことで、 具志堅は一気にブレイクすることになるのである。 彼の才能を持ってすれば、いずれはフライ級にも適応していったことだろう。 しかし、ライト・フライ級が作られなければ、9戦目での王座奪取や13度の 防衛という記録は生まれなかったかもしれない。そういった運も味方に付けることが 出来たのは、スーパースターになる宿命を持っていたからだろうか。