小林 弘 (中村)  Hiroshi Kobayashi

 

  世界スーパー・フェザー級チャンピオン

 


 

 

 戦績・・・75戦61勝(10KO)10敗4分

 
62.07.02  京谷 寿次(帝拳)        ○判定4R 
   07.13  石井 道雄(三鷹)        ○TKO2R 
   07.30  高瀬 勇吉(青木)        ○判定4R 
   08.20  柳 三郎(三鷹)         ○判定4R 
   09.11  小村 清和(リキ)        ○判定4R 
   09.25  大橋 一義(中西)        ○判定4R 
   10.16  大竹 正義(中野)        ○判定4R 
   11.17  早迫 一夫(田辺)        ○判定4R 
   11.29  柳 三郎(三鷹)         ○判定4R 
   12.15  大森 寿男(田辺)        ○判定4R   
   12.31  豊島 紀芳(不二)        ○判定6R   
       (東日本ライト級新人王戦 決勝)    
63.01.28  吉田 勉(大星)         ○判定6R  
       (全日本ライト級新人王戦 決勝)    
   02.09  加藤 勇(笹崎)         ○判定6R  
   03.18  福地 英雄(帝拳)        ○判定6R 
   04.04  古谷 和弘(エバラ)       ○判定6R  
   05.02  日野 輝男(田辺)        ○判定8R  
   05.13  益子 勇治(東拳)        ○KO2R  
   06.24  ドミー・バラハジア(比)     ○判定10R   
   07.30  柴崎 利夫(高橋)        ○判定8R  
   08.19  菊地 万蔵(田辺)        ●判定10R  
       (日本フェザー級王座決定戦)   
   11.03  ジョニー・ハミト(比)      ●TKO6R   
64.01.29  徐 強一(韓)          ●判定10R
   02.20  ラロ・ゲレリョ(メ)       ●判定10R   
   04.06  ポーテ・ビラ(比)        ○判定10R  
   04.26  関 光徳(新和)         ○判定10R   
   06.01  李 光周(韓)          ○判定10R   
   07.09  李 東春(韓)          ○判定10R   
   09.28  益子 勇治(東拳)        ○判定10R   
       (日本フェザー級王座 獲得)    
   11.09  郡司 厚(AO)         ○判定10R   
   12.12  金 (韓)            ○判定10R 
65.01.18  益子 勇治(東拳)        ○判定10R  
       (日本フェザー級王座 防衛1) 
   03.01  権 寿福(韓)          ○KO7R 
   05.09  塩山 重夫(鈴木)        ○判定10R  
       (日本フェザー級王座 防衛2)
   06.27  林 鐘泰(韓)          ○判定10R 
   07.18  坂田 国夫(オギクボ)      ○判定10R 
   08.30  郡司 厚(AO)         ○判定10R  
        (日本フェザー級王座 防衛3)
   09.23  金 (韓)            ○判定10R 
   10.28  シュガー・ケン・カレオン(比)  ○判定10R  
   12.09  オーランド・メディナ(比)    ○判定10R   
66.01.27  青木 勝利(三鷹)        ○判定10R 
   02.28  塩山 重夫(鈴木)        ○判定10R 
        (日本フェザー級王座 防衛4)
   03.31  森 洋(極東)          ○判定10R 
   05.14  ハイメ・パラダレス(エクアドル) △引分10R 
   05.30  フレディ・レンジホ(ベネ)    ●判定10R   
   06.24  ペドロ・ゴメス(ベネ)      ●TKO7R    
   07.10  アウレロ・カサレス(メ)     △引分10R    
   07.31  フィノ・ロサレス(メ)      ○KO9R    
   08.18  ボビー・バルデス(米)      ○KO7R    
   10.10  千葉 信夫(ヨネクラ)      ○判定10R
       (日本フェザー級王座 防衛5)  
   11.10  野畑 澄男(常滑)        ○判定10R
       (日本フェザー級王座 防衛6)
   11.28  デル・ロザリオ・キッド(比)   ○判定10R   
67.01.16  辛 春教(韓)          ○判定10R 
   02.02  徐 強一(韓)          ○判定10R
   02.27  ビセンテ・デラード(アル)    ○判定10R 
   05.08  三橋 高夫(田辺)        ○判定10R
       (日本フェザー級王座 防衛7)
   06.26  ドニー・テソリオ(比)      ○判定10R 
   09.04  尹 昌洙(韓)          ○KO7R
   10.16  宋 基珍(韓)          ○KO8R 
   12.14  沼田 義明(極東)        ○KO12R 
       (世界スーパー・フェザー級王座 獲得)   
   03.30  レネ・バリエントス(比)     △引分15R
       (世界スーパー・フェザー級王座 防衛1)
   06.20  マンド・ラモス(米)       ●判定10R
   07.22  ユリセス・ポテロ(コロ)     ○KO6R    
   08.26  ルーベン・ナバロ(米)      ●判定10R    
   10.05  ハイメ・パラダレス(エクアドル) ○判定15R 
       (世界スーパー・フェザー級王座 防衛2)
69.01.27  トロ・ジョージ(ニュージーランド)○判定10R  
   04.06  アントニオ・アマヤ(パナマ)   ○判定15R
       (世界スーパー・フェザー級王座 防衛3)
   07.07  ビクトール・ラモス(エクアドル) ○KO2R   
   11.09  カルロス・カネテ(アル)     ○判定15R
       (世界スーパー・フェザー級王座 防衛4)
70.02.15  東海林 博(ヨネクラ)      △引分10R   
   06.21  レイ・アディガン(ナイジェリア) ○判定10R 
   08.23  アントニオ・アマヤ(パナマ)   ○判定15R
       (世界スーパー・フェザー級王座 防衛5)
   12.03  西城 正三(協栄)        ○判定10R    
71.03.04  リカルド・アルレドンド(メ)   ○判定15R
       (世界スーパー・フェザー級王座 防衛6)
   07.29  アルフレド・マルカノ(ベネ)   ●KO10R    
       (WBA世界スーパー・フェザー級王座 失う) *
   10.16  ロベルト・デュラン(パナマ)   ●KO7R    


     *世界王座統括団体は、小林が王座を保持している間に
      WBAとWBCに分裂。陥落時はWBA王座のみの保持。



 

1944年8月23日、群馬県伊勢崎市生まれ。沼田義明との日本人対決を
制し世界王座を奪取。その確かな技巧で、実に6度もの防衛に成功する。
タフなマッチメイクで身につけた逞しさを評して「雑草の男」と呼ばれた。

地味なイメージの小林だが、戦績には特筆すべき記録が多々残されている。
日本の世界王者としては最多の75戦のキャリア。また沼田−小林戦以降、
10回以上の日本のジム選手同士による世界戦が行われているが、その中で
挑戦者が勝利したのは小林の1例のみであった(追記:2004年、川嶋勝重が
徳山昌守を破り「2例目」となった)。

世界チャンピオンになってからも、海外に出てのノンタイトル戦や、
1階級下の現役世界王者だった西城正三との「夢の対決」など、現在では
考えられないようなタフな経歴を積み上げた。また当時は無名だったが、
ライト級史上最強とまで評価される後の名王者、ロベルト・デュランとも
グローブを交えている。


 

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